ナチュログ管理画面 カヌー カヌー 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2011年09月23日

古座川町へ行ってきました ③ 【追記あり】

お布団関連のあとに
運びこまれてくる大きなビニール袋の数々。。。

仕方なく無造作にまとめ入れるしかなかったもの。
アルバム類や大切にされていただろうと思われる物。

勝手ながら
そう判断したものは、床には直置きせず
なんとかスペースを作って一番上に載せるようにした。
こうすれば、ここに上がってきたとき真っ先に目に付く。
すぐにでも置かれるべき、ふさわしい場所に
依頼主さんの手で移動してもらえるはず。。。

そう思いながらも
着々と作業は進みました。

このとき、わたしは
長靴を脱いで作業していたけれど
床に垂れる泥水で
靴下がびちゃびちゃになっているのに気づいたのは
この作業を終えたとき。

災害ボランティアに限っていえば
たとえ大丈夫と判断しても
靴下だけでの作業はしないように。
油断はケガを招く元。

もしケガをすれば
ボランティア活動を中断することになり
依頼主さんに一番迷惑をかける結果となる。

あと、
靴下の替えは3足ほど持ってはいたものの
入れてるザックを車に置いていたので
結局、面倒でその日最後までそのままでいました。(想像しないように^^;)

これもしちゃいけないこと。

足に小さな傷があると
汚泥に含まれている菌が傷口から侵入して悪さをすることがある。
体力があれば大丈夫であっても
免疫力が衰えているときは、要注意。

予防できることはしっかりと。ですね。


スリッパが用意されていたけれど、履かずにいました。
ボランティア用ではありませんからね。

こういう時
できればお風呂場で履くようなスリッパがあればいいかもしれません。
ただ、床が滑りやすくなっているので要注意。
こういうものも
自分で用意してくれば良かったとつくづく思った物のひとつ。
基本、長靴なんだけれど
こういう下履き×の作業のときは
スグに出せるようにしとかないと全く意味がない
ということも切に思いました。

この作業が一段落すると
男性陣で家の中での作業を。

残っている家財道具をガレージに運び出し
各部屋の床に溜まった泥を
デッキブラシや
高圧洗浄機で取り除き、雑巾で拭きとる作業。
壁面にまでついている泥も丁寧に拭き取っていきました。

高圧洗浄機は依頼主さんの私物。
デッキブラシ等は
ボラセンで貸出していました。

我が家からは
折りたたみ自転車、台車やバケツ、ホウキ、充電式ドライバー等々
持っていきましたが、これらは使用せず。
古座川町のボラセンで、作業用具の貸し出しがありました。

持参したものでいうと、コレは大活躍!
古座川町へ行ってきました ③ 【追記あり】

お風呂のジャバラの蓋の隙間を洗うブラシ。

サッシの溝を掃除するブラシなんかもイイですよね。
要は、このような形状のブラシであればなんでもOK。
ホームセンターならどこでも手に入るはず。

上の写真のように
上下で毛の硬さが異なっていると
デリケートなものにはソフトなほうで
と、実に使いやすい。

わたしは
衣装ケースや衝立、
取りだしたキッチンの引き出し等の洗浄を
主に引き受けましたが
乾いて固くなってしまった汚泥は
歯ブラシや、スポンジではかなり役不足。
というか、時間効率を上げることができません。

歯ブラシなんか、すぐにブラシがダメになるけれど
これは、なんてったって丈夫なのも大きな魅力!
チョーお勧め。

ポケットに1本差し込んでおいて、損ナシです!

このブラシのおかげで
洗浄したものはすべて
隅々までキレイに仕上げることができました。


男性陣は、とくに
指や手のひらがしっかりと補強されているグローブ必須。

長ビニール手袋
言うまでもなく、ものの洗浄時に役立つので
これも忘れずに。

帽子は、少しでもツバ広めだといい。
屋外での長い作業もドンと任せて状態。
埃防止にもなる。

わたしは
屋外での洗浄だったので熱中症予防にも一役買いました。

このとき
わたしが履いていた長靴は
『野鳥の会』ブランドのもので、履き口をきっちり縛れるタイプ。
これだと
ホースから出る水で下半身がボトボトになっても
長靴のなかに入る心配がないので
それを気にすることなく、洗浄1本に専念できました。

失敗したなと思ったのは
ズボンを膝下丈のものにしたので
直接長靴に触れるふくらはぎが
汗でかぶれることになってしまったこと。 

暑くても
かならず長袖・長ズボンで。
ケガや、かぶれ防止のためにも。


車の電子キーを入れる用に
ジップロックもあったら便利かなと思いました。

床や地面が濡れてる場面が多いので
万が一、ポケットから落ちても大丈夫。
カラビナをつけてる人もいるかな。
その場合も濡れないように気をつけないと。

それから
たくさんの物を洗浄することを想定して
遠慮なくその作業ができるように
通気性があり、かつ速乾性の衣類を着用。

お昼ゴハンは
ボランティアチームのリーダーが
依頼主さんに確認を取ってから、各自用意してきたものを摂りました。

作業中、こまめに水分は摂りながらも
食欲はさほど湧かないだろう・・・ と思っていた。
だけど、すっごくおなか空きました^^;

我が家が持ってきていたのは
メロンパンと、おにぎりと
ウイダーインゼリー。

当然足りなかったけれど
依頼主であるご夫婦共に災害のショックから食欲が落ちていたし
仮に持ってきていたとしても
さすがにガツガツ横で食べることはできなかっただろうと。

そんなお昼の時間は
皆で輪になって
依頼主であるご夫婦のお話を聞きながらの時間でもありました。

前日17日は
石川県からボランティアに来た人がいたのだとか。

川の話、趣味の話、ダムの話、、、、、
我々ボランティアにとっても貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。

今回、ダムの放流で
甚大な被害を被ったことについて
「これは人災。」
と、ご主人は声を荒げるでなく
穏やかにおっしゃったので
余計に胸が締め付けられました。


先日、突如進路を変えて日本列島を憎らしくも通過していった台風15号によって
一時、復旧への道を阻まれたけれど
今週はカヌー仲間達が
名古屋や大阪から和歌山に駆けつけます。


がんばろう 和歌山!




以上、
つたない文章を長々と綴り
読みにくい箇所も多くあったのではないかと思います<(_ _)>

災害ボランティアにおける作業での注意点や
持ち物について
また自分で確認できるように
記録の意味も込めて記事にしました。

災害はあってほしくない。

でも、避けることができず
被災された人がいるなら
いろんな分野からその人達を支えていかなければ。

ボランティアに行きたくても行けない人も多いはずです。
そんな人は、別の形で支援を。

まだまだ現場は人出が足りません。

日本各地で災害により
不自由な生活を余儀なくされている人達が
どうか一日も早く平穏な日常を取り戻せますように。






【 追記 】


我々が行った翌週に
夫婦で古座川町でのボランティア活動に携わり
その様子を記事にしてくれたブロメグさん

ブロメグさんの記事を読んで
災害ボランティアは
いろんな場で求められているんだなってこと。よく分かりました。
是非、ブロメグさんのサイトもご覧ください。

ホーリーさん、メグちゃん
お疲れさまでした。
お互い、一歩踏み出たことで見えたことがたくさんあったよね。

そして
この場を借りまして・・・
たつごろうさんへ。
我々、東北でボランティア活動をされた
たつごろうさんからのアドバイスが本当に有難かったです。
ありがとうございます。

名古屋から
熊野への単独ボランティアの旅もお疲れさまでした。






※当方の事情によりコメント欄はクローズしています。
ご意見などございましたら、メールでお願いいたします。<(_ _)>





同じカテゴリー()の記事画像
古座川町へ行ってきました ②  
古座川町へ行ってきました ①
みたらい渓谷にて♪
現実逃避しがたい現実
おはようございます!
2008夏の思い出①
同じカテゴリー()の記事
 古座川町へ行ってきました ②   (2011-09-23 05:42)
 古座川町へ行ってきました ① (2011-09-23 02:48)
 みたらい渓谷にて♪ (2009-09-01 20:09)
 現実逃避しがたい現実 (2009-05-20 12:01)
 おはようございます! (2009-05-10 08:13)
 2008夏の思い出① (2008-10-23 23:55)

Posted by じゅんじゅん at 18:10│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
古座川町へ行ってきました ③ 【追記あり】
    コメント(0)